ペットロス

天性の素質を生かしAAA/AAE活動を経-現,心/膵/肝/肺疾患,腫瘍,変形性脊椎/骨関節症,甲状腺機能低下症と共存する名も無い雑種.従順,気長,賢く,寛容.残り少ない日々,1秒1秒大切に大切に過ごす...が今現在はまるで別犬の様に変身.聴力,視力,嗅覚共に衰え,感覚も鈍り咆哮犬と化す.しかも2013年12月脾臓腫瘍までも発見され,更に腎不全も発症.それでも頑張って居る命の記録と右往左往する頼りなく頭の弱い飼い主の滑稽な姿            旧 http://blog.goo.ne.jp/gyouza100ko_1981

生きている

自分も、福続永劫も皆。 まだ泣けない現実のまま。

命日、罪を背負い生きていくという生き方

2年前の今日、ゆきは殺められた。。。

3月20日

寧ろ思いは強くなる一方だ。
申し訳け無い思いで一杯。
何十回、何百回謝ったとしても許されない過ち。

罪を背負い生きて行く、という生き方、
それでは足りない。

一つ一つ思い出される、その全てが懺悔を
し尽くし切れない事。


もうすぐ三回忌に夢

2016年3月20日に日付が変わった、
その時、ゆきは殺められてしまった。。。

恐らくあれから厳密には2年なのだろうが
亡くなった年も数えると三回忌になる。

苦しかっただろう、ゆき。

今、自分も苦しいがゆきの比ではないと思う。
恐らくもっともっと苦しまなければいけない。

ゆき、おまえの苦しみを味わうのは直きだろう。。。

その様な中で二回も夢で逢わせてくれた。
両者共、若く溌剌としたゆきではなかった。

それでも目覚めると心地良い空気に包まれる。



23回目の月命日。。。許されざる者

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あれから、もう2年近く経ったんだね、ゆき。。。
色々と目紛しく日々が過ぎてるんだ。

ゆき、どうしてますか。

お前を失った悲しみの涙は流さないよ、
エゴイストな自分に向けられた憐憫の、
それだと思うから。

それよりも、苦しかったであろうおまえの
悲しさ辛さを思うと胸が掻き毟られる。
飼い主に見捨てられたと
感じさせてしまったかも知れない、
自分は居ない方が良いと思わせてしまったかも
判らない。。。それだけが無念だ。

だからその分、苦しまなきゃね、おまえが
心身共に苦しんだ様に。

ごめんね。。。


22回目の月命日だよ、ゆき。

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20日。

もう2年近くおまえと会ってないなんて
信じられないよ、ゆき。。。
亡くなってから直ぐ、それを感じてたんだ。
ずっと見守ってくれてるってさ、ゆき。。。
おまえは何とかそれを教え様としてたと思う。

凄い仔だね、ゆき、死して尚。

ごめんね。本当に。。。
ごめんなさい。。。


2018年のゆき

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変わらぬ姿でそこに居るゆき。
唯、冷たい入れ物に押し込められたまま。。。

ゆき、2018年になっちゃったよ。
お母ちゃんは生きている。

ゆきは何処に居るのかな。。。


いつになったら。。。

結局今年もゆきの写真を見る事が出来なかった。
ゆきの着ていた服も洗濯出来ないまま。。。

唯一、ゆきのあと2つのボウルは
たまねぎを食べる際に使い始めた事が昨年とは違うのみ。

何時になればゆきの写真を見られるのだろうな。。。

似ている

似てる
ネットで時折見付けてしまう、
ゆきにそっくりな仔。幸せそうな仔はまだ良いが
中型の保護犬さんであったりすると
何とも居た堪れない気持ちになる。
引き取れるものなら、
今直ぐにでも即迎えてあげたい気持ちになる。

画像の仔はトリミングをしたばかりの
幸せそうな仔。


雨に思う

午前1時前、外が騒がしい。
雨?

久々に聴く雨の音。
鎮痛剤が切れ掛かり、背中~腰辺りに
痛みが戻って来たが外に出た。
花達が濡れない様、物置とオーニングの陰へ移動。

プランターを何度も運んだ。

雨。。。真夜中に霧雨程度に降り
朝にはスッキリと上がっている、という天気を
何十回望んだか。。。ゆきと散歩をする為に。
現在は夜中の雨も望まない。
花弁は雨を嫌う。

ゆきは散歩命だった。
雨が降ると行きたくなさそうな様子が
見え始めたのは12~3才頃からだったろうか。

それでもけして玄関ポーチを汚さず
雨の中、土の上に降りた、晩年。

本当に困らせる事の無い、
無さ過ぎるゆきだった。。。

雨。憂いの雨。

雨が嫌いになった。散歩へ行かれない雨。

ゆき。。。天使が本当の天使になった。


ゆき21回目の月命日

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ガランとして寂しいお仏壇だね、ゆき。。。
お仏壇、っていう言い方も嫌なんだけどさ。


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ゆきの隣に何か綺麗な物も
一緒に置きたいな。


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ゆきは。。。

ゆきは今、何処に居るの?

ごめんね。。。
本当にごめんなさい。


空しい時期

ゆきが居てくれた頃には
クリスマスには何を食べられるか、
何が良いのか、下痢をしなそうな食事。。。
しかももの凄く美味しい物を探し
必死でネット検索をしていた。

だが体調を崩してしまうと
折角のご馳走も食べられなく気の毒な為
いつもギリギリになり注文受付終了や
売り切れが多かった事を思い出す。

今は、それはしない。
。。。出来ない。

ゆき。。。

空しい時期が又、やって来た。
永遠に来ないメリークリスマス。


最期の優しさ。。。と解釈出来る心

数ヶ月前、毎日新聞に掲載されていた、
或る母親からの投稿に目が止まった。。。

詳細の記憶は無いが、とにかく60才の高齢女性には
ALSで寝た切にある娘の介護は想像を遥かに
超越した厳しいものだった。

何時だったのか、その母親の口からふと声が漏れた。

「疲れた」

それから時を移さず娘は亡くなった。
その頃、特に変化も無く小康状態を保っていたにも拘らず
或る日何故か急変し寸刻。。。

「娘は本当に優しい子だった。
そういう子だから、私の体を心配して
これ以上迷惑は掛けられない、と思ったのでしょう。
これは娘の最期の優しさだと思うと
心が温まる思いです。」

といった内容(だったと思う)の記載に驚きを隠せなかった。

押し潰されそうな現実からの逃避ではなく
母親は本心からそう感じていたのだろうか。。。

ゆきと重なった。

実はゆきを旅立たせてしまう数ヶ月も前から
自身の体調の徒ならぬ異変には気付いていた。
更に2ヶ月前頃には良く目の前が真っ暗になり
このままでは流石に拙いだろうという状況にもなっていた。

。。。ゆきは気付いていた。
自分が居る故、飼い主は病院へ行かれない
心配で入院も出来ない。。。

大きな自分を抱っこし介護等
させられない。。。飼い主はこの事を常に思い悩んでもいた。
ゆきはこの飼い主にそういったキャパの無い事は
全てお見通しだったのかも知れない。
それでもきちんと彼女らしく数日間猶予をくれていた。
だが、それに因り究極の「死」という判断をさせてしまった。。。

この新聞の母親が心底、件の様思えるのであれば
これ程幸福な事は無いと感じる。
こういった思考が羨ましいと思ってしまう自分が
又、罪深い。。。

肉体、精神的共
もっと苦しまなければゆきに申し訳け無い。
彼女の感じていたであろう絶望感、悲しみ苦しみには
到底足元にも及ばない。
そう判っている。。。にも拘らず。。。


永遠のゆき、20回目の月命日だよ。。。

ゆき、ゆきともう2年近く会ってないよ。
これは現実なのかな?
ゆきと一緒に居られた事が夢だったのか
今が地獄の様な悪夢の中なのか判んない。。。

寂しいって言わないんだ。
だって実際寂しさや悲しさより
やっぱりおまえを苦しめた末、
死に追いやってしまったっていう思いの方が
大いに凌駕してるから。

ゆきは何処に居るの?
今でも、ずっとおまえを探してる。
気付くとね、おまえを撫でた手を見てるんだ。
おまえを掴みたくて宙を舞う両手が空しいよ。


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ゆき、写ってない。。。


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ゆき、お母ちゃんにはおまえが見えないよ。


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ゆき、でもずっと見守ってくれてるの、
感じる。。。


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ゆき、痛み止めのせいで
ここ暫く頭がボーッとしている。。。
PCの文字を打つのも何だか
ボワッとする感じ。
ゆき。。。

ゆき、ごめんね。。。


別に良いんじゃないかって思う

必要なのかな。ゆき。。。

ネットを開いていると広告が貼り付いている。
「ペットロス克服には。。。」と。
まるで何処からか見ているのではないかと思ってしまう。
広告はそのPCで良く検索される内容から
グーグルが判断し出す気がするが
ゆきが亡くなり、
ペットロスを検索した事は無いのが摩訶不思議。

無理に「克服」する必要はあるのだろうか。。。
別にそのままであるならそれでも
構わないと自分は思う。

何でも商売になるものだ。

以前、カウンセリングルームの在った場所が
知らぬ間に「ペットロスの相談所」疑きに
変わっていた。自宅から3km位のビル。
何年も前から通る度、
その看板が目に入っていたが、久々にビルの前を
通るとその様に変わっており、苦笑した。
商売も時代の子なのだな、と感心する。


ゆきと夢のひととき

物心付く頃からずっと眠りが浅かった。
夢は現実と遜色無い程、当然の様色付きだった。
そして夢の中、願うと前日の続きも
見る事も可能だった。
最近ではその様に希望する事も無くなったが。。。

時折、夢で見た事が現実と重る。
大学の頃、夢の中でレポートを提出し
すっかり安心してしまったが期日前日になり
どうもおかしいと気付き、慌てふためき乍ら
教諭に伝えた、といったエピソードも記憶に新しい。

今年初めて入院して以降、体を横たえ
眠る様になった。それまではゆきを旅立たせて
しまい後、ずっと椅子に座りウツラウツラしていた。
完全な180度の仰臥位は苦しくなる故、
背中には厚めのクッションや枕を積み重ね
45度程度の高さを保つ。

10月末、一日置きだったが久し振りに
ゆきが夢の中に現れてくれた。

フワフワの感触も優しく柔らかな眼差しも
穏やかさも全て在りし日のゆき
そのものだった。

今でも鮮明にその内容を記憶している。

目覚めた後も、
暖かく幸せな空間に居る事が出来た。


何年も前、母親の夢を見た事がある。
それも病気の母親。。。
けして望んだ容の母親ではなかっただろう。
にも拘わらず、目が覚めた後はやはり
心も満たされていた。不思議だと思った。
明るく元気な母親ではなかったが
それでも嬉しく1日、幸せな気持ちに溢れた事に。

夢自体は実際、数分乃至十数分程度なのかも知れない。
しかしそれが何にも代え難い至福の時となった。
ゆきと会えた事は、本当に嬉しかった。
今の自分にはこれ以上の幸福は無いと思う。

。。。だが夢で逢おう、と願わない事にしている。
この期に及び、それは出来ない。。。
してはいけないと思う。。。


偉大なゆき。。。死して尚。




これが6年前に入ったゆきの被毛

BlogPaint
2011年にこのピンクVAIOを購入。
程無くし気付くとゆきの怪我紛れ込んでいた。


BlogPaint
絶対に入らないであろう場所。
修理前には、もう少し左下にあった。
随分ズレてしまったが
このまま無くならないで欲しい。


19回目の月命日

ゆき。。。

ごめんね。


贖罪の方法-「あの日」から。。。

ゆきを旅立たせてしまいそれ以降
感情が鈍麻した気がする。

。。。否、正確には「あの日」当日のみならずその
少し前からだったと思う。。。

ゆき呼吸停止前後から涙は出なかった。
その後も、そしてご葬儀の際にもずっと。

ずっと。。。

現在に至るまで思い切り涙を流せない。
必死で零れ落ちそうなそれを瞼の裏に閉じ込めた。
そういった訓練を自然に行う様になり
今に至ってしまった。
元々人前で泣けない性だが更に更新された。。。
自身の身体の件を聞くも、何処か他人事、或いは
遠い世界の話として耳から入り
取り敢えずは脳を通過し、
そして反対側の耳から流れ、風と一体化していく。

思考自体が働かない感じがする。

良く、愛する者を失った後
自身が楽しい、嬉しい等の感情を持つ事に
罪悪感を覚えるといった話を聞くが
全くそうではないと感じた。

感情が鈍くなってしまったのである故
抑、嬉しい、楽しい等感じる事はない。
悲しみも同様。

厳密には、深く悲しみを感じている。
恐らく。。。何よりも誰よりも。。。

だがシャットダウンした心、脳が悲しくないのだ、
と覆い被さり、それを刷り込もうとする。

一生消えない、ゆきを殺めてしまった現実。
犯してしまった取り返しの付かない大罪。

何を以ってしても贖罪の方法が皆無だと気付かされた
この1年半余り。。。

どうせ感情鈍麻になるのであれば
寧ろサイコパスの様、
一切の罪悪感も何も無い人間になりたいと思った。
そちらへ逃避し様とする自分も又、許せないのだが。

結局そこに立ち返る。。。


月命日18回目、9月20日

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愛おしいゆき。。。


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傍に居る。。。


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そう思う。。。
そう思って無駄に生きている。

ゆき。。。

ごめんね。。。


数えない年齢-ゆき、お誕生日おめでとう

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何才になるのか無意識に
何も考えずに判る。。。
だけどゆき、数えない。。。
おまえの誕生日は
9月2日だけど画像を撮ったのは3日に
なっちゃったよ。

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亡くなってから二回目の誕生日だね、
ゆき。。。


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青山フローリストで購入したよ。
やっぱり田舎の花屋とは違う。
丁寧に剪定してあった。


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ゆき、本当に何処に居るんだろう?


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会いたい、とか言えない。
言っちゃいけない。


2017-9-23 2464
そんな贅沢な事言っちゃいけないんだ。。。
寂しいとか。。。いけないんだ。

ゆき、お誕生日おめでとうね。

そしてごめんね。。。

月命日、17回目

2017-9-23 2451
ゆき、未だに画像が見られないんだ。
ゆきの服も洗濯が出来ないよ。。。


2017-9-23 2452
何処かに居るのかな。


2017-9-23 2453
苦しかったろうに。。。

ごめんね。。。


天に昇る炎

2017-9-23 2438
送り火。。。
迎え火が遅くなってしまった為
たった1日の帰還?


2017-9-23 2439
この日は雨が降っていたのか。。。
風が激しかった記憶は鮮明だ。

風のある中、上に伸びる炎。


2017-9-23 2440
消えかかるも


2017-9-23 2441
再び空に向かう。。。

ゆきと。

2017-8-15 011
一日遅れてしまった迎え火の日に。。。


2017-8-15 012
ゆきと向かい合い、会話。。。


8月、二回目のお盆の迎え火。。。

2017-8-15 001
ライブドアブログに入れておいた8月の画像。

13日ではなく14日になってしまった
お盆の迎え火。。。


2017-8-15 002
燃える火を見乍ら、昨年の新盆の事を
思い出していたのだったか。。。


2017-8-15 003
迎え火時はそうでもなかったが
送り火の際には、風が酷かった。。。


報告-矛盾

2017-8-15 011
遅くなった迎え火の報告をした。


2017-8-15 012
しかし矛盾を禁じ得ない。ずっと。。。

この矛盾は死の淵を迎えれば、或いは
この世を去れば解決するのかも知れない。

ゆきに報告。。。
今迎え火したよ。変だ。小さくなったゆきが此処に居る。
だが、お盆で戻る。
何処に居るのだろう。ゆきは一体何処に居る
のだろう。もし生まれ変わりというものが有るのなら
その魂も受け継がれるのだろうか。
そうだとすれば、亡くなったペットと話せるのは
胡散臭いペットビジネスの一つになってしまいそうだ。

もし魂が彷徨い、又はあちらの世界へ行くのであれば
「あちら」はこの地球より混雑をしているはずだ。

ゆきは何処に居るのだろう。

宙を舞う両手が何時もゆきを掴もうとする。
空しくゆきを捉え様とする。

亡霊でも良い、何でも構わない。
現れてくれれば。。。

きちんと謝らせて欲しい。。。

何処に居るのだろう?




ゆき。。。二回目のお盆

2017-8-15 001
一日遅れちゃったよ。。。
一日しか居られないって事になるのかな?
ゆき。。。


2017-8-15 002
でも解んないんだ。
お盆の時期に戻って来るって言うけど
生まれ変わってたらどうなるんだろうってね。


2017-8-15 003
去年のお盆の事、思い出す。
あれから1年も経っちゃったんだね、ゆき。。。
もう生まれ変わったのかな?
今のところお母ちゃんにはおまえの生まれ変わった
姿が判らない。まだ逢ってない気がする。

この1年の間、様々な事が起きた。
おまえを旅立たせてしまった直後から色々。。。
全部ゆきの力に思えるんだ。

見守ってくれてるのかな、って1年4ヶ月前から
感じてはいたんだ、死して尚、おまえは偉大だよ。
何であの時、毎日毎日、これも1年4ヶ月
猛省と懺悔をしない日は無い。。。

3月10日の大学病院受診時、17日の初めて座り込んだ日
同日の首に力が入らなくなった時、
外へ行きたくて這い擦って来たおまえ。。。

何もかも本当に言葉では言えない懺悔の日々。
でもおまえが悲しく苦しかった分。。。否
それ以上苦しみたいと思う。

それがせめてもお前への懺悔の像。
ゆき、ごめんね。。。ごめんなさい。



おまえが居てくれて買い物も楽しかったんだよ。。。

買い物。。。
全てゆきの事を思い浮かべていた。

ゆきに何を買おう?。。。という場合のみではなく
何かを購入する際;例えそれが自分の物であれ;
必ずゆきの事が頭に浮かんだ。

。。。楽しかった。。。

大型犬にしては小さく、中型犬にしては大きいゆき。
中々無いんだよ、おまえに会う服、
等と言いつつ、ウキウキし乍ら検索に勤しんだ。

いつもいつもゆきの物ばかりを探した。

。。。嬉しかった。。。
楽しかった。


灰色の世界

周りは灰色。。。

空も灰色、目を閉じても灰色。

何かを凝視しても周りはぼやけた灰色。。。

ゆきの居ないこの世、

全て透明に近い灰色。





空しく響く蝉の声

ジージージージー耳を劈く音。
最早、ミンミンとはけして聞こえない。

ゆきが居てくれた夏、毎朝
4時前頃ブックオフ、西松屋の入り口前には
沢山の蝉が落ちていた。。。

ゆきは蝉が大好きだった。

視力が乏しい中、目を凝らし黒く小さな塊を
見付けるとそれを目指したが
時折、違う虫であったり、唯の汚れたシミであったり。。。
あの時のガッカリした表情は
何にも代え難く愛おしかった。

ゆこ、違ったの~、蝉さんじゃなかったね~

毎年の夏早朝記録は
ゆきと蝉さんの写真ばかりだと思う。
残念乍ら、相変わらず遡り見る事は出来ないが
そこには賢く聡明なゆきが写っている事だろう。

散歩から戻り、急いで今度は飼い主のみ
蝉集めに走った。
お土産に持って帰ると、ゆきは喜んでくれた。

ゆき。。。

ゆき、今年も蝉の季節が巡って来たよ。。。

彼等はこの世の生を満喫するが如く
ジージーと騒がしい。


虚しく響く蝉の音。。。


主の居ない寂しく悲しい庭

2017-7-23 001
幾ら供養花を置いたとしても
植えたとしても


2017-7-23 001
チビッ仔が元気付けてくれたとしても


2017-7-23 004
ドッシリとした大きな主は居ない。


2017-7-23 005
永遠に戻っては来ない。。。













成長する木