飛んでも無い事態、それは
記憶が全く無くなった事だ。。。

あんなに望んでいた事が思わぬ容となり現れた。

鍵を何処に置いた、携帯が見当たらない、
財布どうしただろう、昨晩何を食べたか等と
細かい内容ではなく
或一定期間、時間?の記憶が抜けてしまう。
全く思い起こせない。
大凡、30分長くても1時間程度の出来事だと思う。

若年性アルツハイマーではなかろうかと
青くなった。
BAさんの事を言っている場合ではない。

抑、アルツハイマーの症状というのは
どういったものなのだろうと不安だが
検索するのも恐怖。そのまま放置。
まぁ、そうなれば逆に幸せだろうな、とも
思ったり思わなかったり。

我侭な話。。。
記憶は無くなりたいが、某時期の記憶のみ。
現在の生活上にて、無くなってしまう事は
大変な不便が生じる。

数ヶ月前、BAさん宅から戻り鍵の無い事に
気付く。家に入れない。焦る。
確実に落とした。それ以外には考えられない。
それもBAさん家~自宅までの間。
何故ならば、BAさん宅の鍵もキーケースに付けてあり
訪問時は鍵を開け、後にする際自分で閉めて来る故。
その日も間違いなく鍵を掛けお暇しているはず。
でなければBAさんは烈火の如く怒り
携帯が引っ切り無しに鳴る。
あんた玄関の鍵、何で閉めてってくれないのよ?
鍵渡してる意味無いから返して!
泥棒に殺されても良いと思ってんでしょ!
等々。。。まぁ実際自分で閉められるのだが
玄関框を下りたくないというだけだ。

BAさんからの電話は無い。

急いで記憶を辿るも、
BAさん宅から出た後からのものが完璧に消えていた。
いつもの道を通った事も
道すがら誰かに会ったかも知れない事も。

慌てふためき、二通りの道を探した。
BAさん宅へは大通り沿いと裏道がある。どちらを
通り帰宅したかも全く記憶に無い。

必死の形相で探し中、チョコ飼い主さんと擦れ違った。
鍵を落とした旨を伝えると
真っ先に交番に届けた方が良いと
アドバイスをくれた。

髪を振り乱し、交番へ駆け込む。


---続く---