ゆきにも、誰にも極力使いたくなかった。

究極「良い」のアントニムとして
「悪い」がある。
犬にも悪い子等、居ないと思う。。。
である故、比較的頻繁に用いられる「良い子」
という言葉は使わない様にしていた。

以前、愛護団体代表の方と話をしており
その事を伝えてみた。すると「そうよね、
犬に悪い子なんていないものね」と同調してくれた。
「だけどそれしか言い方って無いものね」とも。
確かそうだ。譲渡先を探す際にも
コメント欄には「良い子です」と加えると
反響も違って来る事も事実。

だが、この「良い子」とは何なのだろうかと
ゆきを見乍ら考えていた。。。
それがもう一つの理由に行き当たる。

詰まるところ飽くまで人間に取り、
都合が「良い」仔が結局は
「良い子」と認定される事が殆ど。。。
人間目線からの「良い子」と行き付きそれ以降
この言葉は自分の中では禁句となっていた。

しかし、

お互いの利益が一致し、俗に言うところの
Win-Winの関係が成立しつつ
犬と人間が共存する様になり1万年以上も経っている。
その様な中に於き、犬は人とどの様に接すれば
より報酬が得られるか、上手く関係が結べるのか、
を自然に学んで来たのだろう。。。であれば
「良い子」=「人間に取り都合の良い子」
になったとしてもけして嫌悪すべき内容でも
ないのかも知れない。。。とも考えた。

「(都合の)良い子」になり褒められる、
という報酬を得られる」
---ゆきの場合には特に飼い主が狂喜乱舞し喜ぶ事が
彼女の報酬だった。。。のかも知れない。
元々の優れた素質も溢れんばかりに持ち合わせていたが
そういった思いの人一倍強い子だったのだろう。
それ故、あれだけの子だった。。。他の子が
し得ない事ばかりをしてくれていた。。。---

係る2つの事由にて、どうしても「良い子」といった
言葉を使用する事には躊躇われていた。

。。。だが最近特にぞくが「良い子」なのだ。。。
これ以外の表現のし様が見付からない。