えみにキレ、ふくぎんがえみを追い掛けまわす。
喜んでえみは全速力で走り逃げる。
ふくぎんも 渾身の力を四肢に集中させるも
まず追い付かない。

ふくぎんがえみに構っている際
ぞくも思い切り便乗する。一緒に取り敢えずは
追い掛けているつもりだが、ふくぎんですら
追い付かないえみにぞくが追い付くわけもなく
それを本人も良く知っており、
数メートル便乗するのみ。その代わり
吠えて吠えて吠え捲り、威嚇をしているらしい。
途中でふくぎんが諦め戻って来ると
ぞくは慌てて逃げるのだが、このぞくの吠えが
ハンパ無い。キャンキャンという甲高い声でも
ワフォンという低い大きな音でも無いが
隣近所には聴こえてしまうのは至極当然。

最近では、ふくぎんがえみを追い掛けまわし始めると
直ぐにぞくを抱っこするか、或いはゆき一号機に
乗せる事にした。
ゆき一号機に乗せられるか、抱っこをされていると
走り回る彼等を目で追ってはいるものの、吠えない。

最近ではこの風景が日常化した。

上腹部の鈍痛と帯を描く様に背部~肩甲骨に
ズキズキとした疝痛が走っていたが
ぞくを抱っこした。
すると、コロコロし暖かいぞくが
丁度こちらの胃の辺りにくっ付きほんのり温まった。
鈍痛が少し紛れた気がする。
寒い時期には、カイロを背中~上腹部に貼っていたが
この暑くなりつつある時期には如何だろうと
思ったが、ゆきの残していったカイロが
まだ沢山有る。。。試しに再び胃付近肩甲骨に
貼ると、結構良い感じだ。暑さも感じず、寧ろ寒くて
仕方が無い為カイロは丁度良い。

鈍痛は時折激痛にもなるが、
その頻度が軽減している様に思う。
痛みや苦しみから逃れ様とする自分が情けないが。。。

ゆき、ごめんね。。。
自分だけ楽になろうとして。。。

この思いは常に頭から離れない。