何でなんだろうって、改めて思うよ。

ゆき、おまえは本当に改めて人間に取って
完璧な仔だったんだな、って。

特に幼犬はイタズラするもんなんだ。
本当に知らなかったよ。概念的にしか。
おまえは生後3~4ヶ月で家に来てくれた。。。
イタズラした記憶が無いよ。
スリッパ、テーブルや椅子の脚。。。
あの頃、社交場でやっぱりおまえと同月齢の仔もいた。
「家がボロボロになっちゃう」と嘆いていた飼い主さんに
ふぅ~ん、と心の中で思ってた。
全く縁の無い話でピンと来なかった。
だからかな、適当に返事してたよ。
自分の中では「ゆき」おまえが全ての犬を包括してた。

でもさ、ゆき。。。
ふくぎんを保護した後、1ヶ月の入院後
家に引き取って驚きの連続。
甘噛みが凄まじくて手が傷だらけになった。
ケージに掛けてある服も気付くとボロボロ。
ケージのポールを齧って血塗れになってもいた。
ベッドやクッション、縫い包みの綿、
ラテックス玩具の笛部分を穿り出す。。。
全てが驚異の世界だった。

それから、
飼育放棄をされたぞくを預からなければいけなくなった。
唸る、吠える、食糞、ベッドの上でトイレをするのは
日常茶飯事。。。
勿論、ベッドもあっと言う間にクチャクチャ。
とにかく要求の強い仔に辟易とした。。。
ふくぎんがもの凄く大人しく見えた。
もしかしてふくちゃん、良い子じゃん?なんて
勝手に思ったよ。

おまえは別格だ。何時でも別格。。。
誰と何処のどんな仔と比較したって別格。

そしてえみ。。。
えみを預かったお陰で如何にぞくが
お利口さんか身に沁みてる。かなり賢いとも
思ったりしてる。

だけどね、ゆき。。。

今更乍ら、ずっと不思議なんだよ。
何でおまえはそういう仔だったんだ、ってさ。
おまえが居てくれた時からそれは感じてたんだけど
特に今、このおまえの妹達を見るに付け。。。
どうしておまえはそんな仔だったんだろうって。

あのね、ゆき、
ふくぎんはもう5才になったんだよ。
おまえは5才の頃どうしてたんだろうって
思い起こす。
でね、ぞくは3才。。。
3才のゆきは、何をしてたの?
周りから持て囃されていた頃かな。
ずっと完璧だったおまえの記憶が余り無い。。。

えみはまだ0才8ヶ月位。
おまえはこんな月齢でもパーフェクトだった。

イタズラ一つしなくて、おまえはストレスを
溜め込んでたんじゃないだろうか?
いつも、いつでもお母ちゃんの顔色ばっかり見て
気を遣って、小さな頃から楽しくなかったんじゃないかな
伸び伸びしてなかったんじゃないかな。。。

ふくぞくえみの年齢を考えると
同じ様に時を繰り返すんだ。

永遠のゆき、私の命。。。