人間も長所短所は必ず持ち合わせている。
短所ばかりの人等居ないはずだと信じる。

せっかちで気が短い等は反面、行動力が有るのかも
知れないし大事な用事を後回しにする事も
少ないのかも判らない。
臆病は即ち、慎重とも言える。

犬。。。生育環境やトレーニング、躾云々以前の問題として
既に遺伝子に組み込まれ備わってしまっている素因は
必ず有りそれを修正する事は酷な場合も有る気がする。

ふくぎんの怖がりは恐らく素因だろうと
思う。チワワが入っていれば一般的に言われる、
それを受け継いでいるのだろうか。
だがそれが短所とは言い切れない。

恐らく犬の場合、欠点や短所というものは無いのかも知れない。
唯、飼い主が一緒に過ごし辛いと思える部分であって
根本的には人で言うところの短所とは違う気もする。

尤も本気の咬み癖や他人、他犬へ攻撃的な態度は
脳の問題を除外した場合、問題外の性格だとは思う。
自分に限っての話だが、躾やトレーニング、
性格も何もかも 生活を共に
する上で不都合が無ければ取り敢えずは由としなければ、と。。。
もっと他犬とも友好的であれば犬生も
楽しかろう、と頭を過ぎりはするも 
それはその仔の立場にならなければ本当のところは
理解出来ない故。ふくぎんは異常に怖がりだ。
生活面で支障が出るのは、身近なところでは
エリカラが出来ない、それをする事に因り
多大なストレスを与え別の疾患までも
誘発しそうな事だろうか。

この仔は最初から仕草が独特だった。
へばり付くというのか、ゆきの腹部下へ
好んで潜り込んだ。
体高の高い、しかも大嫌いなはずのえみの
腹部下へも、潜り込もうとする。
猫さんの様、匂いでも付けているのかと思える程
人の体に纏わり付く。
かと言い懐こいという事でも、甘え上手
という事でもないと思う。 
だが、我慢強く我先にとアピールはして来ない。
まぁまぁ控えめなタイプだろうか。
好物が絡むと話は変わる事も多い。。。

---ゆきを思う---

ぞくは、もの凄く甘えたい仔なのか。
或いはそれをこちらに伝わる様大袈裟に表現するだけで
犬は皆同じ位人に甘えたい生き物なのか。。。
これにかなりの個体差が有る事を願う。
自立し余り人に興味無さそうにする仔は
本当に余り人に可愛がられ撫で回されたり等を
好まない性格であって欲しい。 

---ゆきを思う---

ぞくは甘え上手だと思う。
残念乍ら、この自分以外には一切懐かないのだが。。。
これを他人にも表現をすれば、皆に可愛がられるなぁ
と思う。。。
元々怖がり、シャイという性格だったわけではなく
社会性を培う一番大事な時期を逸してしまい
更に我が家でも体調思わしくなく他と関わる機会を
頻繁に作らなかった為だろう。 

本当は人が大好きなのだと思うが
不憫な容に育ててしまった。
そしてこの仔の性格は解り易い部分が多い為
気持ちを裏切らなくて済む感じがしなでもない。 
そして感心するのは本能故か?
;否、ふくちゃんは違うのだからやはり
性格という部類なのか;
大好きな物を食べている時、唸るのだ。
傍を通る、近くで毛布を畳む際の風が掛かるのみで
唸るのだ。しかしふくちゃんがぞくの食べている物を
取ってしまってもそのまま見ている。けして怒らない。
オヤツの順番も、途中から割り込まれても
後退りをし、ジッと見ている。
争う事を普通以上に嫌っている様にさえ見える。

これはふくちゃんに対してだけかと
思っていたが、えみに対してもそうだった。
今はまだえみが異常に落ち着きが無く
大嫌いな仲間故、傍に寄られるだけで逃げる事と
イコールなのかも知れないが。。。
兎に角、この「あたしがあたしが」のぞくが
人一倍ひもじい思いもし、執着も強いはずの食べ物に関し
譲り合い精神旺盛な事には少し驚いている。 

其々、長所短所;と勝手に自分という未熟極まりない
飼育者の判断に因る偏った思いが多い側面は否めない; 
は有る。。。そう思われいい迷惑だろうとも思う。

しかし

どうしても考え思い巡るゆきの幻影。
ゆきには欠点というものが一切無かった。
短所が全く無かった。。。
100%こちらの望む事しか行動をしなかった。
一生懸命彼女の欠点と思しき部分を思い出そうとする。

野菜が余り好きではなかった事か?
単独では好んで食べなかった。
否。。。それでも「ゆこ、野菜だけ残ってるぞ
食べてよ~」と言うと渋々口に入れ
何時までも咀嚼をしていたのだったか。
或いは口の中に残ってしまっていたのか。。。

参った。。。
ゆきの欠点を探したい。。。色々考えるが生前から
見付からなかったものが亡き今、
見付かるはずもない。

言い方は好ましくないが
何か、何かこの仔達よりも劣る部分。。。
何か。。。無いだろうか。

ゆき。。。完璧過ぎて苦しい。。。
おまえが劣る部分は無いのか?

ゆき。。。

チビ達と接する時、ゆきならどうするだろう、
どんな顔をしていたろうか?
おまえならこの場合こうした、あの様にした。。。
ゆきなら。。。という思いが強くなる。

ゆき。。。