R9310115
これは獣医宛の意見書。
翌日掛かり付けに持参し、その場でこれだけ拝借し
コピーを取らせて貰った。

担当は杉浦洋明獣医。本当に詳しく
隅から隅まで説明をして下さった。
関係無かったが、IBD含む免疫疾患の際
ステロイド の使用方法は、
最初に高容量を用いるものか、等も質問した。
更に、それに因り酷く具合が悪くなった事も
話した。。。そくの件。。。高容量で間違えは無い様だ。
但し、それに因り体調悪化に付いては
言及されず。

意見書にある様、エコーにて子宮が薄く見えている。
パイオではないが、内膜症かも知れない、という事。

心臓の弁にモヤがかかって見える事から
心膜炎の可能性も否定出来ない。
これの詳しい検査は、一般の病院では出来ない。
患者への侵襲は、採血と変わりないが
その手技が大変なのだそうだ。
絶対清潔を保ち、一切の雑菌も含まない為
消毒をし;それも一般採血の様アルコール等では
ダメだという事;特殊なボトルへ入れ、早急に検体に
出さなければいけないそうだ。

又、祈りのポーズという格好(画像を見せた)等から
関節痛があるなら、こちらの詳しい検査としては
関節液採取、となるらしい。

その他、胆泥が認められた事には
驚いた為、まだ5才ですが、と質問をすると
人間で言えば30~40才に当たる。胆泥が
あってもおかしくは無いと教えられる。

その他細々は認められるも
上記他にての検査結果は、このCRPの異常上昇
の原因には成りえないと結論。

多くの獣医は、血液検査プラスアルファのCRPにて
ステロイドを用いるが
これは、もし感染症であったなら重大な過誤に
なり得るとの事。最初からステロイドではなく
抗生剤⇒非ステロイド系抗炎症剤⇒ステロイドという
順番があると言っていた。

「食欲廃絶、飲水も不可能、元気喪失に因り
内臓的に循環も不全になりかかっている為
一晩預かり、皮下ではなく24時間持続点滴をし
様子を診ようかと思いますが」と提案をされたが
暫く考えるも、ふくぎんの性格等を鑑み、
それは止めておく事にした。

その変わり皮下で構わない為輸液と
抗生剤を入れる事を検討して貰えないかと質問。

「今回これ等の検査をしている為、取り敢えずの
感染症を除外も概ねは出来ているし
抗生剤であれば良いでしょう」

という事で広域のアンピシリンを入れて貰う。

一般には輸液に混合するが
今回の獣医は、自分はそういうやり方はやらない。
と手間が係るにも拘らず
別々に注射をした。これは輸液が循環する速度と
抗生剤のその速度が違う為。

「此処でも輸液に混ぜる先生が殆どですけどね」と。。。
人間でも点滴の種類を変え時間差で
入れる場合であっても、同じ管でない方が
本当は理想的だと聞いている。

結論、消化管症状も示さないふくぎんの
異常なCRPの上昇は
原因が解らなかった、という事だ。

怖いのは、CRPが上がっている、それではステロイドに。。。
と掛かり付け医では短絡的になっていたが、
今回は阻止出来た。
これだけは不幸中の幸い。まだ感染症は
完全には除外されているわけではない。

掛かり付け医の皮下点滴跡が瘢痕になって
いるとは、何とも言い難い。
恐らくぞくはもっと酷かったかも知れない。
しかもぞく自体も感染症は完全に
否定されていない中での高容量ステロイド。
それに因り一時回復傾向を見せていたものが
酷い状態になってしまったのかも知れない
と思うと、怖いと感じた。

DVM'sに掛かりたいが、この杉浦先生は
夜間専門の様だ。
折角信頼の出来る獣医を見付けたのだが。

ゆきも、この先生に受診出来ていれば
苦しむ事は無かったかも知れない。。。

獣医宛に、意見書の他
エコー、レントゲン画像はCDにて。
又、血液標本も渡してくれた。