。。。もしかして。。。鬱?
と感じた。とにかく何も出来ない。。。
悲しくて仕方が無いのだが
涙が出そうになると長年の訓練に因り
涙を止め様としてしまう。
由って泣けない。。。

何も出来ない感じだ。
遮断機が下りた生田駅踏切に入ろうとしていた。
耳元でカンカンと煩かったが
恐らく直ぐ後ろに居たおじさんにバックパックを引っ張られた。

昨日、こりゃマズイな鬱っぽいぞ、何と無くと思った。。。

一概には言えないが
鬱の自殺は、この様な感じなのだろうかと朧げ乍ら
後からその一瞬を回想した。ろくに記憶も定かではないが。

死のうと思うのではなく、自然と体が
生を拒否するのかも知れない。

だが、これはゆきが原因ではないと確信した。
明らかに引き金にはなっただろうが
それに因り全てが崩れた。。。筆舌に尽くし難い過去が
フラッシュバックして来た。

寧ろ良くここまで生きて来た。
ゆきのお陰だ。。。

3月からきちんと布団には寝ていない。
最高10分ウトウトする生活が続いている。。。

自分がその様な心の病気に罹患するわけない。
これまで死より苦しい事をたった一人で
耐えて来られた。

限界が来れば勝手に脳と体が動いてくれるはずだ。
否、弱いから欝になるのではないとは
思うが、何処かに逃げ場を探すのだ。きっと。。。
逃げ場を探す等というのは卑怯だ。

ゆきは逃げ場が無かった。

自分は病院へは行かない。
消極的な自死を目指す。それで良い。

それで良いんだ。。。ゆき。