イヌ

以前。。。
もう6~7年前になるだろうか。
その頃は、まだ感覚が違ったのかも
知れない。

その仔を失くし、数ヵ月後には
新たな仔を迎えるという事に
大変な抵抗を感じた。
それは、今思えば恐らく近隣の犬飼い達
を念頭に考えて居たからかも判らないと。

隣地除草剤おばさんの前に住んで居た人は
酷かった。幼犬の頃は部屋の中で
構い、会社に同伴させ弄り倒す。少し大きくなると
庭に繋ぎ、散歩も行かず夜中、放すといった有様。
ご飯もあげたりあげなかったり。

そして今でも近所に居る別の飼い主は
亡くなると即次の仔が居る。何故か速い。
来る、というより既に「居る」という感じだ。
それ自体は何とも言えないが
問題は病気になった前の仔達。内情は
勿論判らない。手厚い看護をしたのか
きちんと病院へ行って居たのか。
外に繋がれたままだった事だけは見て居る。
その前の仔は交通事故。。。

今居る仔、或いは亡くした仔に
手厚い看護介護、医療を施したからどうのこうの、
という事では無いと思うが
どうも蔑ろにして居た様に見え
新たな仔を迎えたと耳にするも手放しで
喜べなかった。
又繰り返すのか。。。と。
そういった既成概念が強かった故か
亡くなった後、新た迎え入れる事に関しては
消極的な感覚を持って居たかも知れない。

しかし、今は違う。

最近ではごく限られた方々の濃いブログ
のみではあるが、拝読させて頂く機会が有る。
他人事とは思えなく、感情移入をし涙で画面が
見えない事も多いが、ここまで命懸けで
その仔等を守り、少しの症状の変化に一喜一憂され
良かれと思う事は全て試し、悩み苦悩の中
毎日命をすり減らし、その仔等に対する。

これは見習うべき事、学ぶ事も多い。

そういった飼い主さんと近隣の飼い主を
同レベルで考えてはいけないと気付く。

寧ろ、こういった飼い主さん方が又
イヌを迎えれば。。。その仔は恵まれた犬生が
保証されるだろうと強く感じる。

彼のムツゴロウさん曰く
「ペットロスは又イヌを迎える事でしか癒せない」
と言った様だ。真意は別としても
まだまだ無責任な飼い方をする飼い主が
居る中、生きた心地がしない程必死で日々を過ごされた
飼い主さんの元へ新たな仔が
迎え入れられて欲しい、と強く思ってしまう。

自分の様なロクでも飼い主が
どうも何だか偉そうな上から物言いに
なってしまった。
だが、飽くまで自分を棚に上げての話しとし
現在でも自分含めロクでも無い飼い主が
掃いて捨てる程居る中、
イヌ飼いのノウハウも熟知して居る方々。。。
又、恵まれた犬生を約束されるであろう家族の元に
迎え入れられれば双方共、満たされるのでは
ないだろうか、と。
不幸になるかも知れない仔等が救われる。

味わった慟哭の刻は消える事は無いが
辛く苦しい思いをした分、その仔等と又
暖かで満たされた日々を過ごせれば良いなぁ、と
本当に思う。