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気が進まない表情だが一応。。。



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除草剤の小径もカートで上る。。。が
これが結構、心臓破り状態となった。
上り切った後、呼吸を整えるのに時間を要す。
この様な短い勾配ですらこうでは
これから先、ゆきが散歩を望んだ場合
いく場所が無くなる。ナンセ、このエリアは
勾配の無い場所が無い。。。



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市営住宅公園では、
丁度てつが到着したばかりの様だった。
ノーリードのまま、遠くから投げられたボールを
追い掛け乍ら飼い主を待って居る。 



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 それを見付けてしまったゆき。。。

行きたくてキューキュー。
歩く事すら侭ならないゆき。。。
カートからは降りたが、とてもではないが
走るどころではない。
 気持ちはてつの元へ走り寄りたい。

てつが公園を右へ左へ大きく走る。 
てつの動きを殆ど見えないはずの視力が追う。
体はそちらへ走り出そうとするが
それを飼い主に抑えられる。

此処で走ってしまったら
確実に天国へ一直線。このところ咳嗽も
止まらず、まんじりとも出来ないのだから
大変な事になる事は判って居る。
こちらも涙を飲む思い。
ゆきダメなんだよ、ごめんよ、
ダメ。。。と繰り返す。まるで拷問だ。

てつがこちらへ来てくれれば一番良いのだが
そう上手くもいかない。



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てつが水を飲みに来た所へ
空かさず、近寄る



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てつが水道のある場所から
離れ様とし、ゆきも追い掛けそうになってしまい
慌てる。



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再び水を飲み始め
てつにくっ付くゆき。



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てつに挨拶出来た、と言って居る?
可愛いゆき。。。
少しの間でも彼に近付く事が出来、
良かったのだろうか。



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少しばかり遠慮しがちにてつの
匂い嗅ぎをする。



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水道の近くにてボール待ちのてつにも近寄るが
完全ゆきを無視。。。

この後直ぐに、てつは遠くへ投げられた
ボールを追い掛けて行ってしまった。
これ以上居ると、ストレスMAXになりそう故
早々、退散。



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ほんの少し歩いたのは
公園にての十数歩。。。



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到着。



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てつともっと戯れたかったのか
ストレスも手伝い、かなり具合の良くない表情。

心が痛い。
てつが居ると判った時点で
公園は避けるべきだったのかも知れないが
既にその折ゆきはカートではあっても
脚を踏み入れて居た。

やはりてつに会うのであれば
彼が玄関前に係留されて居る時の方が
良いのかも知れない。
まさかとは思うが
自分の体力が衰え、体調が良くない為
てつが離れて行ってしまうと
もしゆきが感じて居るのであればこんなに
悲しい事は無い。
本当に拷問擬きだ。。。

イヌはニンゲンが考える以上に
あらゆる感情が発達して居り
繊細だという事が近年では随分解明
されて来て居るらしい。
イヌが。。。嘗てから考えられて居た様
もっともっと鈍く、唯のパブロフ犬であれば
様々な事も気にしなくても良いのだが。。。

余りにも何もかもが不憫過ぎて
どうしてもあげられない。

この日は特にゆきへ謝り続ける。。。
逆に謝る事に因り
その事への意識が集中してしまうかも知れない。
途中から少しベクトルを変えてはみるのだが
どう接すればゆきのストレス最小限に
なるのだろうか。