或人から、イヌ飼えない?と軽い冗談の様な話。

或人とはそう親しくもない知り合いの獣医。
患者様の家で予期せず
この世に生まれ出た雑種の仔等の様だ。

今も恐ろしく一杯一杯。
ぞくですら少しでも安定した後、
粗完璧に近い譲渡先が有れば
考えて居る程だ。

無理ですよ、ムリムリ。
無責任に返答してしまった。

これから
(今現在は)20kgの重さのゆきを
一人でどの様に介護をしていくか
考えて居る最中。試行錯誤真只中。

多くの中型以上、介護経験者の方々が
異口同音に
介護は一人じゃ絶対無理よ。。。
とアドバイスを下さる。自分もそう思う。

でもやる。やり切る。やらなければいけない。
ゆきには自分しか居ない。
こんなに不甲斐無く、いい加減な飼い主を信頼(多分)し
。。。否、信頼するしかなく
此処まで付いて来てくれた。
(付いて来るしかなく)
いつも真っ直ぐな一寸の曇り無き
透明で純粋な瞳をこちらに向けて居た。

実際、中型以上の大きさの仔の
介助、介護は本当に身を削るモノだろうと思う。
それでも世の中には大型犬を
たった一人で介護して居る飼い主も
存在するはずだ。



作られた小型の○犬と○犬の掛け合わせ、
ではなく昔ながらの雑種。
譲渡先を見付ける大変さは良く理解して居る。
。。。が、この状況ではまず無理だ。
そしてこれからも、先を鑑みれば不可能。

本当なら、大学病院等の超大型供血引退犬を
迎えたい。喉から手が出る程。しかし残念乍ら
迎えたい仔と迎えられる仔、
自分の狭過ぎるキャパでは大いに
限られてしまって居る。

勿論、打診をして来た獣医もその辺りの事は
百も千も承知。
せめて安心し任せられるであろう譲渡先探しの
手伝いしか出来ない。難航するだろうが。。。

ショップや繁殖屋で命を購入するのであれば
せめてそういった、もしかすると
人間の手に因り未来をも閉ざされてしまうかも
知れない仔等を迎えられれば
不幸は、更に半減するだろうと思うのだが。