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数週間前、
汚家を出た5歩程度は少しではあるも
勢いがあった。 
いよいよ後肢の重なりが顕著になる。
出だしからパーキンソン歩行。
この段階ではナックリング無し。



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歩行危うく、ゴミ捨て~てつ通りも
乗る。
てつ宅が近付くも以前の様
降りたそうに身を乗り出す事はしない。



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ゆきは望んで居ないのかも
知れないが取り敢えず習慣、決まり事とし
玄関前で降りてみるが、どうも気が進まない様子。



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直ぐにUターンをしてしまう。

てつが然程ゆきに好意的で無くなった事を
感じて居るのだろうか。
以前、イヌはヒトの心に敏感だと
読んだ記憶が有る。
ヒトの気持ちに寄り添える程であれば同種仲間の
一挙手一投足等、朝飯前でお見通しだと
いう事は疑い様も無い。

逆にイヌがもっと鈍感で多くを理解出来ない種
であれば良い。。。といつも思う。

ヒト世界には完全完璧には溶け込めないイヌ。
当たり前だ。彼等はニンゲンでないのだから。
であれば、もっと無感覚で居て欲しい。
ヒトの顔色、言動に何よりも誰よりも
センシティブ過ぎる。。。
聡明でその観察眼と洞察力は
或種、明哲なニンゲンにも匹敵する気がする。
何だか切ない。。。

画像の後ろ姿が悲しい。



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老犬丸出しの表情。愛おしい。。。
このまま帰った方が良いと判断するも、
ゆきの気分を変えたくお気に入り場へ行く。



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お気に入り場、左側には
あの納屋が在った。今では駐車場として
綺麗に整備されて居る。



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桜も、もう終わりだよ、ゆき。
花弁の中が赤く色付くと
そろそろ散る合図らしい。



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葉桜とゆき。



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参道をゆっくりと歩く。
普通であれば何と言う事は無い土の上だが
木の根等にも気を付ける様。



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危ない凸凹。
余り手を貸し過ぎると自信喪失に
拍車が掛かってもいけない。。。



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ゆきの好きらしい草。
これにも躓き注意。平坦地ですら
脚が縺れてしまうゆき。。。
本当は余り障害物の有る場所は
歩かない方が良いのかも知れないが
以前老犬クリニックでは、棒を超えるえタイプの
エクササイズが有った気がする。
今はどうなのだろう。。。



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又、危なっかしい場所に立つ。。。
こちらはヒヤヒヤ。



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この2~3回ばかり分岐点へ来ると
必ず飼い主を見詰め
何かを訴える。先には階段が在る為
参道直進では行かれないと
認識して居る様子で、道なりに左へ折れ
勾配手前でカートに乗ったのだが。。。



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そっちは行かれないよ、
と大きな声で耳元で伝え
大袈裟な身振り手振りにて
カートへ乗ろうと促すと、この表情。

やはり直進したいのだ。
カートで階段手前ギリギリ、
行かれる所まで行こう。
もしもっと先へ行きたければ
山肌が剥き出しの階段横からカートに
乗って冒険してみても良い。

不安定乍らも自分の脚で歩ける内
ゆきが望み、且つ可能な場所であれば
なるべく行って置こうと思う。



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参道直進側の匂い確認。
何年振りだろうか。



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危なげ乍らも自力で進む。



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来てしまった事を後悔?
限界らしき四肢の動きが見られるが
次の瞬間



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嘗ての大好物場を見付ける。

忘れて居た。。。此処、お気に入り
だったのだ。
ゆきはこの場に来ると必ずお祭り等の
出店用建具?が積まれた場所を
寝床にして居る猫さんの匂いを嗅ぎ
時間を掛け彼等を探して居た。

本当にこの場所好きだった様だ。
昔にふと思いを馳せた瞬間だった。


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勿論、以前の様猫さんへの
執着は見せない。
否。。。猫さんを追い掛けたい気持ちは
変わらないのだろうが。。。



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付近の匂い拾い&確認中。
カートは少しづつ一緒に移動。



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鳥居の先は階段。
向かって左側が山を崩した様な土砂崩れ
しそうな土、山肌剥き出しの場所。
やはり大きな木も在り
カートで下るのは難しいかも知れない。



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Uターンをする。
カートは手前までで停めてある。



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小さな鳥居を潜り戻る。



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往路も此の場所へ留まった。
この時には少し立ち往生気味。



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もう少し頑張るらしい。




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やはりきつそう故、乗る。



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荒れ放題畑前、キナコとバッタリ会い
1~2秒挨拶を交わす。
ゆきは一応降りた様だ。



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再び速攻乗り、来た抜け道を戻る。



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トイレへ行きたいらしい。
カートをスロープ無しで降りてしまう瞬間。
腰椎への負担増。



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匂い嗅ぎのみにて



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再び乗り



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汚家着。

改めて感慨深い散歩。。。