R9307033
予報に因ると昼間は暖かくなるとの事だが
外に出ると肌寒い。
急いで腹巻をちゃんちゃんこの上から装着。



R9307034
除草剤の小径へ。



R9307035
こちらを気にして居る?
そろそろカートに乗りたい様子。



R9307036
小径を出るか出ないか辺りで
後ろから追い掛けて来たソラ君と合流。



R9307037
嬉しいゆき。頭が持ち上がって居る。



R9307038
やはり遠出はせずワイフォ通りから
帰路に就く事に。



R9307039
ゴミ捨て通りでキナコと挨拶をする為
カートを降りる。

---

再び乗り、汚家私道上にて
驚く出逢いが有った。

カートに乗るゆきを見たシーズー飼い主さんに
脚が悪いのかと聞かれ
大きいから抱っこがetc.etc.。。。と話すと
家の母も事故で余り歩けない大きなイヌを
そこのペディグリーワンで飼ってたんですよ。
と曰く。

ペディグリーワンというのは
YN獣医が1Fに入って居るペット可物件。

もしかしてベージュ色のこれ位の仔ですか?
凄く凄く優しいお婆さんと一緒に
ゆっくりゆっくり歩いてて。。。
多分もう10年以上前だと思いますけど。
7年位ここに居なくてこっちに帰って来たら
そのお婆さんが倒れたとか
YN獣医さんに聞きました。
と伝える。

そのお婆さんとは1回会った切りだったが
イヌもお婆さんも本当に優しく良く覚えて居る。
既にゆきは居たはずだが
一緒ではなかった記憶。
数年後自宅へ戻り、お婆さんの話は
YN獣医やBAさんから聞いた。
散歩中帰り道が判らなくなり、出前の蕎麦屋が
家まで連れて行った話、フィラリア投与の
仕方を何度教えても間違えてしまう等々。

そして或日、独りで倒れ
救急車で運ばれたと。
その後、イヌはどうなったのかYN獣医に
聞いたが。。。

お婆さんの娘だというシーズーの
飼い主さんは、母の事を覚えて居てくれて
嬉しいと喜んで居た。
詳しく聞くと、事故で腰の弱いその仔
「ノンちゃん」を抱っこし転んでしまい
頭を打ったお婆さんは脳内出血をして居たらしい。
だが致命的ではなく、徐々に出血が進み
数日間掛けて具合が悪くなった。。。
ヘルパーが見付けた時には
きちんとパジャマも着て居り
既に「ノンちゃん」はYN獣医に10万円と共に
預けられて居たそうだ。

それからお婆さんは入院し6時間の大手術。
一度転院したが、倒れてから4年目で
亡くなられた。
YN獣医に預けられた「ノンちゃん」は
お婆さんが倒れた後、3~4日目に旅立って居た
と教えてくれた。

以前YN獣医にそのイヌ;ノンちゃん;は
どうしたんでしょうね、と聞いた際
何処かに引き取られたと言って居たな。

シーズー飼い主さん曰く
とにかくイヌやネコが大好きで
亡くなって判ったそうだが
イヌ、ネコ名義で通帳を沢山作って居た事に
驚いた、と。
現在では出来ないが当時はそういった事が
可能だったのだ。

本当に希に見る優しい方だった事が
鮮明に記憶に残って居る。。。



R9307040
かなり長話をして居ると
散歩帰りのキナコに再び。
ゆき目指し、微笑み乍ら近寄って来る。
ゆき、嗅ぎ放題。キナコは
擽ったいのか背中が丸まって居る。

キナコ、有難うな。



R9307041
そのお婆さんの娘飼い主さんの
シーズー、マカロンちゃん。

本当に奇遇な出逢いだった。
顔は朧げだが、お婆さんの
優しい喋り方、物腰が蘇って来た。

今であれば、お婆さんのフォローが
少しでも出来たかも知れない。
当時、何故手を差し伸べる事をしなかったのだろう。

年を取り、大きなイヌと一緒であっても
けして大変そうに見えなかった事も
要因だろうか。
お婆さんは幸せに満ちた表情だったと思う。

それにしても、
もう少し何か出来たのだろうに、
無力さに後悔ばかりが残る。

帰宅後、カートを降りると
あらぬ方向;外水道横の外壁;へ行くゆき。。。
失見当識?