今日は一段とゆきの調子が優れない。
6時55分カートで出発するも
歩き難そうだ。
左側後肢疼痛のはずだが
やはり右を浮かせる。

けして前を向く事をしない。常に頭を
これでもか、という程下げ
匂いを確認し乍らパーキンソン末期歩き。

食欲が落ちたのは体調に因る部分も大きいだろうが
これは嗅覚にも由来するのかも知れないと感じる。
残した分を手から、或いはスプーンで与えると
食べてくれる場合も多々。
殆ど機能しなくなった視覚、聴覚等の
代わりに嗅覚がフル稼働する故、
鼻が良くなった?と勘違いしそうだが
最後まで残るであろう嗅覚も同様相当退行して居る。
ボウルにまだ随分残るご飯が判らなくなって居る気がする。
抑、ゆき;イヌ;は飼い主を喜ばせたい、
悲しませたくないといった思いが強い故
本当は食べたくないが、
飼い主が手で与える物を頑張って食べて居るのか、
とも思う。
イヌ、と言うかゆきは昔からそういった部分の強い仔
だった。。。飽くまで飼い主の顔色を見る。
飼い主を喜ばせる事だけを生き甲斐として居た仔。
自分に取りどの様に不利な状況であれ
確実に飼い主には従った。

思い起こすこれまでの事。。。
ゆきは本当に逸材だったのだなぁ、と。
そして悲しいかな、この片鱗は未だ彼女に
刷り込まれて居る。この様な状況になってまでも。

昨晩~明け方にはオムツが取れてしまい
ハァハァし乍ら濡れた布団、濡れた枕を
舐めて居た。匂いを消そうと躍起になる
苦しそうな呼吸音で目が覚める飼い主。
午前2時頃?か、新たなオムツ穴を開け装着。
ゆきの下半身はビッショリ。
あぁ、可哀想に、と言いつつも
拭くパワーも無くそのままストーブ、エアコン、電気も
点け放しで寝入る。