母親の。
毎月22日にはコーヒーを煎れる。
自身で築き上げた全てを奪われ
30代で亡くならなければいけなかった
母親の無念を思い起こす。

母親はコーヒーをブラックで飲んでいたのだろうか。
砂糖ミルクを入れたのか最早誰にも判らない。
唯、コーヒーが好きな記憶は残っている。

兄姉は皆、亡くなった。
8人兄姉の一番末っ子だった母親は
とにかく強い人だと良く耳にした。
その話を聞く度、自分とは似ていないな、
と感じた。

一番上の兄が亡くなり、次に末の母親が
亡くなった。母親と仲の良かった数番目の姉や
他の兄姉達は
「おばあちゃまは玲子ちゃん(母親)を一番可愛がってね」
と言っていた。
その「おばあちゃま」という母親の母親は
相当な人格者なのか、会った事も無いが
悪く言う人は誰も居ないどころか
寧ろ亡くなり何十年も経ったにも拘らず
賞賛の声しか聞こえて来ない。

親しかった母方は全て居なくなった。

引き換え、父方の老守銭奴達は相変わらず
パラサイトとして伸う伸うと生きている。

理不尽さを感じる気持ちは禁じ得ない。
こういう事は有り得るのだなぁ。。。

無宗教、無神論ではあるも、やはり何かの
動かし難い力が何等に作用する事を
心の何処かで信じている。

実際

天網恢恢疎にして漏らさず---