ゆきを旅立たせてしまいそれ以降
感情が鈍麻した気がする。

。。。否、正確には「あの日」当日のみならずその
少し前からだったと思う。。。

ゆき呼吸停止前後から涙は出なかった。
その後も、そしてご葬儀の際にもずっと。

ずっと。。。

現在に至るまで思い切り涙を流せない。
必死で零れ落ちそうなそれを瞼の裏に閉じ込めた。
そういった訓練を自然に行う様になり
今に至ってしまった。
元々人前で泣けない性だが更に更新された。。。
自身の身体の件を聞くも、何処か他人事、或いは
遠い世界の話として耳から入り
取り敢えずは脳を通過し、
そして反対側の耳から流れ、風と一体化していく。

思考自体が働かない感じがする。

良く、愛する者を失った後
自身が楽しい、嬉しい等の感情を持つ事に
罪悪感を覚えるといった話を聞くが
全くそうではないと感じた。

感情が鈍くなってしまったのである故
抑、嬉しい、楽しい等感じる事はない。
悲しみも同様。

厳密には、深く悲しみを感じている。
恐らく。。。何よりも誰よりも。。。

だがシャットダウンした心、脳が悲しくないのだ、
と覆い被さり、それを刷り込もうとする。

一生消えない、ゆきを殺めてしまった現実。
犯してしまった取り返しの付かない大罪。

何を以ってしても贖罪の方法が皆無だと気付かされた
この1年半余り。。。

どうせ感情鈍麻になるのであれば
寧ろサイコパスの様、
一切の罪悪感も何も無い人間になりたいと思った。
そちらへ逃避し様とする自分も又、許せないのだが。

結局そこに立ち返る。。。